「ストレスと病気」

「ストレスと病気」

その他

 ストレスはさまざまな体の病気や心の病を引き起こします。従って、ストレス関連性疾患の予防および早期発見、早期治療が大切です。

 国は企業で働く人たちのメンタルヘルス(精神面の健康)を重視するようになり、働く人たちのストレス度合いをみるストレスチェック制度が始まりました。ストレスの度合いが強い人たちはメンタルヘルスを損ねたり、体の病気になる可能性が高いので、その対策が必要だからです。

 生活上の多種多様な出来事がストレスになります。働く人たちにとっては、職場の人間関係の不和、過重労働、パワハラやセクハラなどが、そして個人生活では、配偶者の死や肉親の死、家族の病気、交通事故、心理的トラウマ、いじめ、孤独、経済的困窮、自然災害などがストレスになります。

 ストレスはまず不安やいら立ち、そして緊張感や恐怖感として表れます。それらは、自律神経系の働きを乱して、頭痛、動悸(どうき)、胸内苦悶(くもん)感、息苦しさ、のどが詰まる感じ、胃痛、腹痛、下痢、食欲減退、過食、吐き気、めまいなどの多彩な身体症状を出現させます。そして消化性潰瘍、過敏性腸症候群、過呼吸症候群、不安障害やパニック発作などを誘発することになります。また、ストレスは不眠症をもたらしたり、うつ病を引き起こすことさえあります。うつ病になると死にたい願望が強くなりますが、自死は何がなんでも踏みとどまってもらうように願いたいものです。

 さらに、ストレスは高血圧症、糖尿病、心筋梗塞など、体の病気に悪影響も及ぼします。

 ストレスの解消法ですが、スポーツや趣味など自分に見合った適切な方法を身につけるのが良いでしょう。ストレスの解消に飲酒することは危険です。アルコール依存症に陥る危険があります。ましてドラッグや覚醒剤にストレス解消を求めては自滅の道をたどるだけになります。

 自覚したストレス性苦痛の処理に困ったら、まず、かかりつけ医に相談してください。

2017年2月19日


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