その他
「この頃、食欲がないのはどうしてだろう」「なかなか寝付かれないがなぜだろう。これという心配事もないのに」「気分が晴れず何もしたくないな。しなければならないことは山ほどあるのに」などという経験は1度や2度、どなたもあると思います。そのままやり過ごす方は少なく、原因は何だろうと病院や診療所を訪ねるかたもいることでしょう。しかし、中にはこれという原因が見つからず、困って安定剤などを服用してもすっきりしない、または薬を飲んでいる間は眠れるが服用しないとやっぱりだめ、あるいは気になることがいつも心に引っ掛かってどうにもならないなどのケースもあると思います。 昔から「病は気から」といわれています。病気とは、気が病むことによって起こった症状であり、元気とは、気が元に戻ったことをいいます。気とは何ですかと尋ねられますが、気は形のないもの、空気、気分、気力、気うつ、気まぐれなどと、いろいろあります。それにとらわれることにより、ほかの方へ心を向けることができず、四六時中そのことにとらわれてしまう状態が気が病んだということになります。 気の巡りを良くすると心の状態も変わってきます。その方法は、腰から下を常に冷やさないようにすること。足先は心臓から一番遠く、冷えると血管が縮み、血流が悪くなり、血流も水の流れも気の流れも悪くなります。下半身の気血水の流れが良くなると全身が軽くなり、いろいろな症状(例えば頭痛、めまい、風邪を引きやすい、イライラする、気が沈むなど)が良くなって心が晴れてきます。 もう一つは物事を良い方向に考える。こうなったらどうしようではなく、あのように良くなりますようにと考えることです。ふと、心配のあまりすぐ悪い方向に考えてしまうようなときは「今のは間違いで、こちらの方」と言い換えるように考え直すと良いでしょう。 |
2018年3月4日