皆さんの健康のために

肺がん検診を受けましょう

肺がん(検診)

 日本人の死因の第1位はがんであり、その中でも最も多いのが肺がんです。

 肺がんは、肺の気管、気管支、肺胞ががん化したものです。進行とともに増殖し、血液やリンパの流れに乗り全身に広がっていきます。肺がんは太い気管支にできる中心型(肺門型)と末梢(まっしょう)の細い気管支、肺胞にできる末梢型(肺野型)の二つに分けられます。肺がんにかからないようにするために最も重要なことは禁煙です。喫煙者は非喫煙者に比べ3倍から5倍前後肺がんになる危険性が高くなります。禁煙は肺がん予防に重要です。

 肺がんでの死亡率を減らすために、肺がん検診を受けることをお勧めします。肺がん検診のガイドラインは胸部レントゲン検査(末梢型の発見)、また高危険群(50歳以上で1日に吸うたばこの本数×年数が600以上)に対する喀痰(かくたん)細胞診(中心型の発見)の併用を推奨しています(非喫煙者は中心型肺がんになる危険度がほとんどないため喀痰細胞診を受けるメリットはありません)。

 三鷹市では昨年度から特定健診、後期高齢者健診での胸部レントゲン検査を肺がん検診に位置付け、また高危険群の方に対しての喀痰細胞診検査併用が実施可能となりました。

 特定・後期高齢者健診対象者以外の三鷹市民の方(40歳以上)で胸部レントゲン検査を受ける機会がない方、また胸部レントゲン検査を受けた方でも高危険群の方は喀痰細胞診検査のみの肺がん検診を受けることができます。

 肺がんでの死亡数を減らすためには他のがん同様に早期発見、早期治療が大切です。自覚症状がなくても1年に1度は肺がん検診を受けましょう。

2019年9月15日


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