皆さんの健康のために

「災害時における個人でできる防災」

 豪雨や台風、地震などの大規模な災害が起きた際には、自宅を離れて避難所で生活をしたり、在宅避難や車への避難をしたりすることがあります。

 災害時に冷暖房がない環境では、夏は熱中症、冬は心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高くなります。個人でできる対策として、夏場は喉が渇く前に水分を小まめに取る、適度な塩分を取る、冷却グッズを準備するなどが挙げられます。また、体が暑さに慣れていることも大事です。日頃から運動や入浴などで適度に汗をかき、体温調整ができる体づくりをしましょう。一方、冬場は血圧が上昇しやすくなることに加え、慣れない避難所での生活のストレス、運動不足による心血管障害が増加しやすい傾向があります。睡眠環境の改善や昼間の身体活動の維持による生活リズムを保ち、徹底した減塩を行うことが重要になります。

 トイレを我慢することによる水分摂取の低下、便秘、感染症の問題も出てきます。原因としてはトイレの不衛生なども一つに挙がります。そのため、みんなで手分けしてトイレを掃除して清潔に保ちましょう。

 過去の災害で問題になったのは、現場での医薬品不足です。普段もらっていた薬がなくなることが、命に関わることもあります。そのため、日常的に飲む薬は災害時に備え、1週間程度予備として持っておくのも対策の一つです。また、かかりつけ医の機能が働いていない可能性もあるので、お薬手帳は普段から持ち歩きましょう。

 災害は人災や天災などいつの時代でもさまざまな形で襲い掛かってきます。三鷹市ホームページに避難所などの防災関連情報が掲載されているので定期的に確認し、災害に備えましょう。

2022年9月4日


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