皆さんの健康のために

「補聴器購入費助成事業が始まりました」

 「最近、テレビの音が大きいと言われる」「聞き返さないと話の内容が分かりにくいときもある」「補聴器を着けたほうがいいのかしら、でも高価なのでは」と躊躇(ちゅうちょ)していることはありませんか。

 音の聞き取りはそれほど悪くはなく大きな声では話が聴き取れているようでも、普通の声の大きさでは言葉の聴き取りが悪いため補聴器の装用が望ましいことが、加齢による難聴では多く見られます。また、中年期以降に難聴があると認知機能低下の合併が多くなるという報告もあり、聴こえに合わせた補聴器を装用することで認知症の発症リスクが軽減できる可能性があります。

 今年10月1日から、三鷹市では身体障がいには該当しない軽度・中等度の聴力低下のある満18歳以上の方への補聴器購入費用の一部助成(所得要件あり)が始まりました。詳細は、65歳以上の方は高齢者支援課TEL0422-29-9271に、18~64歳の方は障がい者支援課TEL0422-29-9233にお問い合わせください。

 助成を受けて補聴器を購入するためには購入前に市へ申請した後、医師の診断が必要です。市役所から交付される「医師意見書」という所定の用紙を持参し、補聴器相談医のいる診療所・病院を受診します。診察時に耳あかや中耳炎などの病気があればまず治療を行い、その後に聴力検査を受けます。診察・検査の結果、補聴器が必要とされた場合は用紙に記載を受け、市役所に提出します。助成金の交付が決定してから補聴器を購入することになります。

 助成を受けた場合でも、助成要件に該当しない場合でも、補聴器購入時にご自身で負担した金額を確定申告の際に医療費控除の対象とすることは可能です。こちらについても補聴器購入の前に補聴器相談医が作成する書類が必要ですので、診察時にご相談ください。

2022年12月4日


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